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鐡人3.0

AKIRA KAI

工事担当

CHAPTER01

昼は作業場で技術を。

夜は机の前で知識を。

入社してからの3年間。まるで文武両道を歩む高校生のように、自分を高めることにチカラを尽くした。その結果、機械部品の仕上げ技能などを認定する『仕上げ技能士』という資格の2級をゲット。

職人としての格が上がった。任される仕事が増えた。一流になるための土台としての3年間。この下積みがムダじゃなかったということは、すぐに証明されることになる。

CHAPTER02

「ぜひ、甲斐さんにおまかせしたい」

こんな自分に、指名がくるようになった。

10年目を過ぎた頃。『仕上げ技能士』の1級を取得したことと、積み重ねてきた実績が評価され、仕事の質が高い職人の一人として『甲斐章』の名前が、お客様の間であがるようになったのだ。

「こんな経験ができるなんて、若いころは思ってもいなかった」。あるときは個人に直接依頼が。あるときは会社経由で依頼が。名実ともに一流になれた。

CHAPTER03

「管理職にならないか?」

ほんとはモノづくりがしたい。

けど...。

入社20年を迎える直前のある日、こういわれた。「管理職にならないか?」。だれもがうらやむ昇進。憧れる出世。しかし、すぐに首を縦に振ることはできなかった。職人としてのこだわりが邪魔をした。

「やっぱり、自分の手でモノづくりがしたい」。最後は「会社のため」と受け入れたが、職人から卒業したつもりはない。モノづくりと同じだけの熱量を組織作りに注ぐことで、職人としての魂を燃やし続けている。

CHAPTER04

時代にあわせて変えること

時代が変わっても変えないこと

「もう時効だけど...」。そういって若手時代を振り返る。「昔は丁寧に教えてくれる人はほとんどいなかった。ミスをすると、ヘルメットでコツン!とやられることもあった」。背中を見て学べが当たり前だった時代の話。ただ、こうも言う。

「厳しい中でも一人前に育てたいという気持ちは感じていた。その気持ちは受け継いでいきたい」

後輩の育て方を変えながらも、モノづくりにかける思いと技術はそのまま受け継いでいく。
それが、この時代の鉄工所のあるべき姿だと信じている。

2002年入社
工事・配管担当

RYOHEI NAGATOMO

1991年入社
工事担当

AKIRA KAI

弟子に聞くヒストリー

はるか先をいく師匠

自分は「アキラさんから学んだことでできている」といっても過言ではありません。配管、仕上げ、管理。工事部門がたずさわる業務について、ときには見て学び、ときには教えてもらいました。

技術力や対応力を見るたびに「はやくマネができるようになりたい」と思います。「すこしでもアキラさんに近づきたい」という思いが自分のモチベーションです。