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HOLIDAY OF MIYAZAKI
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PROLOGUE
まわりの景色が、
モノづくりのヒントをくれる。
県内屈指の工業都市でありながら、すこし足を伸ばせば山にも海にも行くことができる。工場地帯と自然環境。正反対に見えるふたつが共存しているのが延岡の特徴だ。そんな延岡の自然を語るうえで欠かせないのが、観光名所『愛宕山』と、そこから見渡せる海『日向灘』。池上鉄工所の職人をはじめ、モノづくりにはげむ人の力になっている。
EPISODE01
日本有数のみち。
初心を思い出させてくれる。
富士山の展望道。皇居周りのランニングコース。この国を代表する場所が選ばれている『美しい日本の歩きたくなるみち500選』に、ここ愛宕山の展望道も選ばれている。その理由は、登ってみればすぐにわかる。青々としげる森、心地よい虫の鳴き声、ムリにキレイにされていない道...ありのままの山を感じながら歩き、展望台につくと、飛び込んでくるのは延岡の街並みと壮大な大海原。
そんな景色を前にすぅーっと深呼吸。すると、自分はなぜ延岡にきたのか、ここでなにを成し遂げたかったのか、思い出すことができる。
EPISODE02
一流の夜景はモノづくりの結晶。
職人として胸を張れる。
愛宕山の夜景は東京スカイツリーや大阪城、ハウステンボスといった日本を代表する場所とともに『日本夜景遺産』に選ばれている。この夜景を一流に押し上げたのは、工場夜景とその近くに点在する住宅の灯り。眺めると、思う。自分たちがつくっているモノや場所は人の生活を支えているんだと。
モノづくりに夢中になるあまり、意義がわからなくなることがある。
そんなときはここに来る。
職人としての誇りを、あらためて感じることができる。
EPISODE03
つくり手の姿勢を、
教えてくれる大海原。
無数のサーフィンスポットには平日休日とわず多くのサーファーが波を求めてやってくる。海水浴の季節になると南国の日差しを浴びたい人が県外からも訪れる。
その近くではおいしい魚をねらって竿先をみつめる人もいる。
おしよせる波に立ち向かう。肌をつきさす光とむきあう。大漁のための我慢をつづける。
だれがつくったわけでもない、地球がつくった広大な海は、リフレッシュの場所でありながら、職人として大切なことを教えてくれる場所でもある。
EPISODE04
モノづくり100年目。
あたらしいものが生まれる場所。
延岡がモノづくりの街とよばれるきっかけとなったのは、いまからおよそ100年前の大正時代のできごと。広い土地を確保できることや、いい水がたくさんとれることが理由で大手企業の工場を建てる場所に選ばれたのがはじまりだった。と、考えれば、正反対に見える工業と自然が共存していることにも納得がいく。それ以降、工業都市としてさかえた延岡は、いまでも池上鉄工所をはじめとする工業を支えている。自然がモノづくりの大切さを教えてくれる。モノづくりが自然をかがやかせる。これが、延岡という街の素顔。
それ以降、工業都市としてさかえた延岡は、いまでも池上鉄工所をはじめとする工業を支えている。
自然がモノづくりの大切さを教えてくれる。
モノづくりが自然をかがやかせる。これが、延岡という街の素顔だ。