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溶接ってなに?

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溶接ってなに?

金属を用いた製品のほとんどが溶接を経てつくられます。
多くの人がイメージする火花が散る方法は『アーク溶接』と呼ばれますが、これは60種類以上ある溶接方法の1つでしかありません。他にも『ガス溶接』や『レーザ溶接』といったさまざまな方法を用途に合わせて使い分けていきます。また、溶接で接合した金属部品を組み立ててタンクや機械装置をつくることを「製缶」と呼びます。
池上鉄工所の職人は、この製缶までが仕事になります。

溶接から生まれるモノ

  • product 01 チュービング配管

    半導体工場のクリーンルーム内で使用される特殊ガスや薬液を送る特殊ガス配管。

  • product 02 サニタリー配管

    食品工場で使用される裏波高さ0~+0.05の腐食防止の特殊配管

  • product 03 コーンルーフタンク

    屋根は円錐型をしているタンク。主に重油などの貯蔵に多く使われる。

  • product 04 縦型円筒両鏡タンク
    (第2種圧力容器)

    可燃性の液体を受け入れる為、冷水を使用し、温度調整・保冷を行う。

  • product 05 横置円筒形貯槽

    樹脂の製造設備で使用され、有機溶媒を受け入れ、ドレン(蒸気が冷えて水に戻ったもの)ノズル(筒口)より抜き出す

  • product 06 溶接アート

    溶接による焼けを活かした新たな取り組み。人気アニメキャラからお客様の要望をカタチにします。

溶接から生まれるモノ

基本的な溶接であれば数ヶ月でできるようになります。ただ、使用する素材やつくるものによって変わる溶接方法に慣れるには時間がかかります。
全てをマスターするには数年かかります。だからこそ、おもしろいんですけどね。スポーツでも、ゲームでもすぐにできるようになったらつまらないじゃないですか。ああでもない、こうでもないと悩みながらすこしずつ上達するのがおもしろいんです。そんな体験を社会人でできるのが池上鉄工所であり、溶接という仕事だと思います。今では退勤後の時間や休日を使って溶接の練習をするほどになってしまいました。「溶接オタク」と呼ばれても仕方ない生活ですね(笑)

小野毅